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里主コラム
コラム 101 ゆず湯
コラム 102 冬うらら
コラム 103 弛緩から緊張へ
コラム 104 南天に白雪
コラム 105 眉山
コラム 106 持ち味
コラム 107 仲立ち
コラム 108

好み

コラム 109 農協改革
コラム 110

旧正

里主コラム 1~10 51~60  101~110  141~150
里主コラム 11~20 61~70  111~120  151~160
里主コラム 21~30 71~80  121~120  161~170
里主コラム 31~40  81~90  121~130  171~180
里主コラム 41~50  91~100  131~140  181~190

 

 
  • ゆず湯

  •   12月22日は旧暦霜月1日の冬至です。
     この日は一年で一番日が短い日、古人は、季節の節目々には禊の神事を行って身を清め、特に冬至は重要視してきました。
     禊の行事の名残として、柚子の実の黄を小さな太陽に見たてて、ゆず湯(小さな太陽)に浸かり(温たり)、健康を願う風習が現在も残っています。

  • ゆず湯

     ゆず湯の効能は、血行促進、風邪予防、神経痛、腰痛に良いとされ、果物に含まれるクエン酸、ビタミンCはお肌に良く、又、芳香油は湯冷め防止に効果があると言われています。
     太陽=ゆず(小さな太陽)の「力」を頂き、寒さを乗り切る先人の知恵が生かされた季節の風物詩です。
     太陽と地球の運行に合わせた行事は稲作文化に深く関わっていますが、冬至の節目は田の土の天地返し、所謂寒曳き作業を行う時節に当たります。土の栄養分を下から上に移動させ、嫌気性菌から好気性菌へ入れ替えて土壌の活性化を図り、来春からの新しい田作りの始まりに備えます。
     土の世界は目では確認できない宇宙の世界で、沢山の微生物が生息しております。
     0.2mm以下の小型土壌動物(アメーバー、や繊毛虫など)や、それより大きい小動物も沢山住んでいますが、それよりずっとずっと小さい土壌微生物の細菌、放線菌、糸状菌、藻類などが驚く程多く住んでいて1㎡(深さ15㎝)あたり10億個~100兆個も生存しています。生体重量の総量は700g前後にもなると専門家は見積もっています。
     農作物に必要な肥料として欠かせないのに窒素が有りますが、作物を育てるには1㎡あたり10g程度が必要とされていますが、研究者はこの微生物が同面積あたり11g程度は保持していると計算しています。微生物の生存環境を良くすることが即ち良い作物を育てる極めて重要な条件であることがお分かり頂けると思います。稲を無農薬、無化学肥料で腐葉土堆肥を主に自然の肥料のみで育てている私共にとっては、その意味からも寒曳きは重要な農作業の一つで、土づくりの基本とも言える微生物の住処環境をベストにする寒仕事です。ゆず湯で体調を整え、例年にない厳しい寒さにもめげず寒曳に勤しむ毎日です。
     土の宇宙を想像するだけでも楽しいものです。

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  • 冬うらら

  •  今年の冬は気象庁の「暖冬」予想が見事に外れ、暖かな四国にも予想もしない積雪で、山間部は交通遮断と通信機能麻痺で数日間閉じ込められ大騒ぎとなりました。
     気象予報がはずれたにもかかわらず「当たるも八卦当たらぬも八卦」、当該役所は知らん振りを決め込んでいる。そうであるならば「平年並み」と予想しておけば寒・暖に振れても言い訳が立つというものですが、高額な気象衛星と最新技術のお陰で長期予報の精度が上がった所を見せたいが故の予報官の心理がもたらした誤算(ハズレ)かもしれません。
     北風に乗って雪雲が吹きすさぶ日々の合間に、穏やかで「なごい」(徳島の方言で風のない暖かな日の意味です。)冬晴れの日は心も体もぽっと暖かくなります。
     「冬麗」日は特に朝方の冷え込みが厳しく、キーンと張り詰めた空気感が身を引き締め、日の出は水蒸気が少ないので鮮やかな陽光が殊の外美しく見えます。

  • コラム 冬うらら写真

  •  昔はそんな日和が麦踏み作業に打ってつけの日、袢纏を着て手ぬぐいで頬被り、地下足袋を履いたいでたちで、北風を背にしてリズムを取りながら踏んだものです。大麦を踏んで霜柱の害を防ぐ単純作業、その後初歩的な農具の開発で、ドラム缶を小さくした程の筒状に砂を入れてオモリにし、それを引っ張って一畝を一度に仕上げる省力化がなされ喜んだものです。草取りはホウリと呼ばれる農具で左右に雑草を掻き散らし、その後、畝引き農具で後ろ向きに引っ張って溝を作り、畝間はテンガ(農具)で後ろ向きに左右に掻き上げて完了です。
     現在は無人の農機具でGPSによる誘導処理でPC操作の時代へと変貌しつつ有り、重労働から解き放されようとしています。その分儲からない職業の代表格になってしまいましたが・・・。
     今年は天候不順で不作年になりましたが、来年は良き年であることを願って筆を置きます。
     ご用命を賜りましたことを心より御礼申し上げます。
     皆様には来る年が良き年であります様、心よりお祈り申し上げます。

 

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  • 弛緩から緊張へ

  •  明けましておめでとうございます。

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  • お正月飾り

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  •  元旦早々厳寒となり、これから訪れる農業の行く末を予兆させられます。
    岩盤規制の象徴とも言うべき「JA全中」、農業組合法改正案の骨格が政府から報道されました。全国農業協同組合中央会(JA全中)が全国農協への指導監督などの権限を3年で全廃して、任意団体とし、地域農協や農家の自主性を発揮しやすくする環境整備を行い、「強い農家」を育てる方針転換を強く打ち出しました。これまで幾度となく農業改革を唱えては頓挫する歴史がありますが、今回、安部総理の「第三の矢」規制改革を断行しなければデフレからの脱却は遠退き、TPP交渉も暗礁に乗り上げる可能性を含み、安倍政権が吹っ飛ぶ岐路に立たされています。
    国際的には年内ではないかもしれないが金融緩和から金融収縮への移行期に入ります。
    アメリカは量的緩和(QE3)を終了して夏場頃にはゼロ金利政策から利上げに踏み切る出口戦略を錬っています。日本や欧州はこれから拡大基調へ向かっていますが、やがて各国も量的緩和から収縮策を検討することになるでしょう。
    実体経済に伴わない膨大な遊資がどこへ向かうかで行く先々に物価の高騰や暴落が起こり、世界経済がダメージを受けることになるでしょう。
    いずれにしても厳しい時代を生き抜かなければならないことだけは確かです。

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  •  大切なことは「健康」ではないでしょうか。何はなくても体が「五体満足」であれば次の時代へ向かってチャレンジすることが出来ます。
    初夢は何を見ましたか?
    「未年」ですから草を食んで一年を「無事息災」が何よりです。

 

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  • 南天に白雪

  •  四国は暖かい地域ですが、昨年暮れから年明けの寒波は慣れない土地柄にとっては大変迷惑な気候です。積雪による大渋滞や夏型家屋のために暖房費が鰻登りで馬鹿になりません。ハウス栽培農家は暖房費のコストアップで利益が出ないと嘆いておられる方もあります。
     そんな中で、真っ赤な実をつけた南天が白綿のような雪帽子をかぶって重みに耐えています。

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  • 南天に白雪

     

  •  南天は「難を転ずる」と言われて縁起が良いので長寿を願い加工してお箸にし、昔は赤飯などのお届け物には必ず南天の葉を乗せて抗菌作用を利用したものです。極微量のシアン化水素が防腐効果を持つためです。又ドメスチンは鎮咳作用があるので市販の「のど飴」としても重宝されています。鮮魚は笹の葉、刺し身は馬連を切って、その抗菌作用を利用する生活の知恵がありました。現在は冷凍冷蔵技術が進んで石油製品のイミティーションにとって代わり、葉の香りや情緒までも失われて、むしろ抗菌作用より逆効果ではと心配が先に立ちます。
    植物は生まれた限りその地に根をはやして生きてゆかなければなりません。そのために外敵から身を守るために香りや灰汁を出して防御策を身につけ進化してきました。
    人はそれを利用する知恵があり、南天もその一つに数えられます。
    又、鬼門や裏鬼門に植えると邪気を追い払うとの言い伝えから、私の家の屋敷四方には南天が植えられ大事に育てています。
    身近な植物の抗菌効果を試されて季節を味わってはいかがでしょうか。

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  • 眉山

  •  「眉山」を市街地が取り囲むように発達した徳島県の商都徳島市に、弊里は直営店を置いています。自然豊かなとっても美しい町です。
     吉野川(四国三郎)の北岸より南(市街地)を望むとその稜線が人の眉毛にそっくりで、左から右に一筆書きをした様に眉山の稜線が望めます。
     標高は眉間部分が277m、中央部が290mとやさしい眉の様相が伺えます。

    眉山

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  •  万葉集の「船王」が詠んだ


  •  眉のごと雲居に
     見ゆる阿波の山
     かけて榜ぐ舟
     泊知らずも

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  •  が有り、万葉の貴族もその美しさに感激しています。
    (弊里ギフト「阿波くろ麺」の箱書をご参照下さい。)

     眉山の麓の中心部に城山(61.7m別名渭山、瓢箪島)があり、渭東、渭南、渭北の地域に分かれ、昔は天然の水路を活かして廻船問屋が軒を連ね、藍染めの「スクモ」と「木頭杉」を日本各地に船積みして栄えました。東京、大阪、名古屋、京都に次ぐ5番目の大都市として発達しましたが、藍染料に変わる化学染料が登場すると共に徐々に衰退して現在では下から5番目位と往時の面影を観るよしもありません。かろうじて「船場」の地名だけが残って金融関連などの企業が居を構えているに過ぎません。
     

  •  栄枯盛衰は世の常ですが、それを眉山はずっと見守りながら泰然自若、大都市の超高層ビルとは一味違った四季折々の表情で今も裾野の私達に自然の摂理を説いているようです。
    徳島にご旅行される機会がございましたら、是非正面(東側)からでなく吉野川北岸より眉山をご覧頂くことをお奨めします。

 

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  • 持ち味


  •  現代社会は兎角忙しい時代です。
     お陰でスーパーマーケットの惣菜売り場は人集り。コンビニ、ファースフード店の繁盛ぶりを見てもお分かりのように、簡便食品で食事を済ませる傾向がますます増えています。結果として家庭の味は薄れ、均一化が進み、地域特性やもしかすると個人の思考まで標準化されているのではないかと心配するほどです。ではその節約された時間を有効に使っているかというと意外と無駄な時間を費やしているのではないでしょうか。


  •  朝食はパンと牛乳と野菜・卵など、昼はコンビニ弁当、夜はスーパーの惣菜を並べて炊飯器から取り出したご飯を頂く、これが普通のご家庭で見られる風景です。
     翻って、私の幼少期は「おふくろの味」「家伝統の味」「四季折々の行事の味」「冠婚葬祭の味」と家ごとに「持ち味」があって、今でも当家はその味が受け継がれている部類に入ります。自家製の味噌、漬物類、甘酒などの発酵食品、梅酒や金柑酒など時々の果実酒、旬々の季節料理、毎日の献立は母から口伝の作り味です。

     

  • コラム 果実酒

     

  •  現代社会が抱える問題の根源は意外と身近な「食事」にあるのではないかと思っています。
     食事をしながら家族団欒の時間は人間関係がとても密になります。
     今の世相は、親が子供や肉親を殺し又その反対も増加し、子供は孤独で家族との会話が少なく受験勉強に明け暮れ、卒業後は核家族、独身者が増えて近所づきあいも少なく、成熟社会日本の勤労者は内向き思考、介護施設不足と老人の孤独死、墓守をする人がなく無縁仏などなどです。こんな社会が果たして幸せでしようか。
     毎日の食事が愛情いっぱい心を込めたものであったなら、
    作り手の人の顔や思いがはっきり理解出来たなら、
     そして優しい言葉があったなら、
     どんなに幸せなことでしょう。


  •  限られた時間を生きる私共は、時間の割り振りをもう少し大事にしたいものです。
     弊里では主食を大切に作り育て、思いを添えて皆様方へ直接お届けしいます。
     ご家庭での手料理(持ち味)は幸せを呼ぶ「ホットタイム」ではないでしょうか。

 

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  • 仲立ち

  •  私共は自然の中にどっぷりと浸かり「自然の法則」に従って稲作を行う立場にあります。
     お米をご用命のお客様の多くは都市部で住まわれ、自然と少し距離を置かれた環境においでになられます。ですから、四季の移ろいや旬の食材などは現地の情報を通じて知る場合が殆どです。
     農業を営む者にとって自然を理解することは良い作物を生産することに直結致します。
     例えば、籾蒔きを何時行えば良い苗が育つか日時を決定する場合、現在までの気象現象や自然観察を怠るわけには行きません。木の芽の膨らみ具合や渡り鳥の変化、畦道の雑草や湖岸の葦ばやしの変化、空の色、空気感、山の色合い、水の動き、土の匂い、等など五感を働かせて感じ取ります。気象庁の長期予報や毎日の天気予報は役立ちません。米作の場合は約2週間前から作業の段取りが始まりますから籾蒔き時にどのような自然環境が待ち受けているか、その後収穫時まで約五ヶ月の予知能力を磨くことが最も重要な仕事になります。
     自然の変化は変幻自在で人智の及ぶ所ではありませんが、確率を上げるために昔からの言伝や心を無にして自然と融合する努力を積み重ねています。

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  • 里主のコラム 桜

     

  •  やがて実りの秋を迎えて出来上がった稲籾(お米)は年々歳々品質が異なります。
     お客様にお届けする時には今年の作柄(自然)はどうであったか、出来る限りお話を申し上げる様に心がけています。
     人は自然界の産物にランクを付して「美味しい」「美味しく無い」のと言っていますが、稲にとっては自然の結実なのです。

  •  自然は一様ではなく、とても複雑で懐が深く、そして一つのムダもありません。ですから「くず米」として食さないものでも家畜の餌になります。「かけがいのない地球」が生み出す不思議な力、そのヒトコマが「実り」です。人も又そのヒトコマです。


  •  少しだけ自然に触れる機会が多い私共は、お米を通じて「自然」と「人」の仲立ちをして、微妙なバランスのもとに成り立っている地球環境をご理解頂けるように願う毎日です。

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  • 好み

  •  「好き」「嫌い」が素朴な感覚ですが、こだわり、執念、生まれ持った天性などの感覚はもっと個人的資質に属する好みに入ります。
     お米でも「あっさり」「モチモチ」「甘味」「香り」「色合い」「短粒」「長粒」など品種や土地柄、作柄、作り方によって味が異なり、その上に料理を作った方の醸しだす感性、炊飯の仕方、料理の献立、食事場所の雰囲気、コスチューム、朝・昼・夜、などの色んな条件が相まって美味しい(好み)を感ずる五感が働きます。
     「美味しい」は人それぞれ同じでも「好み」の内情は似て非なるものです。

    私の「食」以外の「好み」は、絵画、陶芸、書、音楽、料理、など多岐にわたっています。スポーツは農業そのものがスポーツとも言える体力を要しますので割愛します。何でも本物を観て感動することが肝心です。ダビンチの「モナリザ」はルーブル美術館に足を運んで未完成と言われる微笑む「モナリザ」を鑑賞し、印象派のルノアールやモネの表現力、ゴッホの独創性に心に打たれ、ミレーは我々と同じ農夫の表情を心まで巧みに捉えた技法に感銘するばかりです。東京国立博物館の長谷川等伯の「松林図」は墨の濃淡で松を表現し空間描写は日本人の美意識の高さを世界に示しています。
     書では藤原行成の和漢朗詠集の几帳面な筆致は始めから終わりまで変わらぬ書の風格が何とも筆舌にしがたい趣きが有り、良寛和尚は全ての無駄を省いた優しい書体が大好きで、俗世にいる我々の心を浄化する清心性が有ります。焼き物では何と言っても静嘉堂文庫美術館に所蔵されている曜変天目茶碗で、中国宋代の陶工による炎の偶然が編み出した傑作中の傑作、茶碗を眺めていると小宇宙を思わせる神秘さが有ります。

     

  • 里主のコラム 秋風の想い

  •                   「秋風の想い」
     

  •  現在ご活躍されている中島潔画伯は懐かしい日本人の心象風景を表現し、童と風の画風で、先生の優しいお人柄が作品ににじみ出ていて大好きす。 何作品かを自宅に飾って心を和やかにして頂いております。先生にお断りを頂いておりませんが自宅のその童画の一部部分を掲載させて頂きます。

     私どもは食を通じて「好み」に合わせた作品(お米)を毎年作り、新しい時代に合った「好み」を描くことに精進しています。

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  • 農協改革

  •  先日、政府自由民主党とJA全中万歳章会長が60年ぶりの農業改革案に合意した。
     先般の佐賀県知事選挙に与党推薦の候補が農協の推薦する現職知事に敗れ、JA全中が政府自民党に宣戦布告した。岩盤農協の改革に執念を燃やす安部晋三総理大臣は、農業改革に暗雲が立ち込めてアベノミックスが頓挫しかねないと判断し、農協改革を断固行う旨を施政方針演説に盛り込み、「JA全中廃止」の方向性を明示した。官邸の改革案を受けて自民党作業部会は個別の条件闘争に軸足を移し、全中廃止が決定した。
     農業改革の骨子は
     ※JA全中を2019年3月末日までに一般社団法人に転換する。
     ※JA全中の監査・指導権を廃止する。
     ※JA全農の株式会社へ転換可能にする。
     ※地域農協からJA全中への負担金(監査等の見返りとして約80億円)を廃止し任意の会員制とする
     ※過半の理事にプロ農家を入れる。
     ※全国708の地域農協に公認会計士が外部監査を行う。
     ※JA全中の監査部門は新たに監査法人として地域農協の監査を行うことが出来る。
     ※JA全中の行政に意見を述べる議決権を無くす。
     ※農家でない准組合員は排除しない。
     

  •  などの内容である。


  •  方や農業法改正案の附則に
     ※JA全中が地域農協の代表機能や総合調整機能を担うとして地域農協への支配力を温存。
     ※JA全中の下部組織「地方中央会」は農協法の組織「連合会」として存続。
     ※JA全中、地方中央会は「農業協同組合中央会」の名称を使用できる。
     

  •  と改革案が了承された。

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  •  しかし、
     ✖改革実施に時間がかかりすぎる。
     ✖従前としてJA全中の影響力が温存されている。
     ✖JA全農組織温存から農家の資材コスト高の解消に至っていない。
     ✖地域中央会が温存されて保守性に変わりはない。

     

  • 里主のコラム 岩盤農協

  •                  「岩盤組織は健在」

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  •  プロ農家の育成は私的なものであって、国家が細部まで関与するべき問題ではない。一般企業と同様に個人(法人)は自主独立で時代に沿った農業経営にあたり、新しい農業へ脱皮するべきです。
    もう一段の組合制度改革を願う次第です。

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  • 旧正

  •  2月19日は旧暦の正月です。
     今日の話題は旧正月に中国人が外国旅行へ出かける人が急増し、「爆買い」が始まると予想していることです。13億5千700万人の人口を抱え、一人当たりの名目GDPが8,000ドル(購買力平価GDPでは12,893.43ドル:2014年)まで伸びて、先進国基準の名目GDP1万ドル超えが目前となった中国の姿です。

    里主のコラム 中国の一人当たり名目GDP
                「中国の一人当たり名目GDP」

     人口が日本の10倍以上有り、中間所得層だけでも5億人以上になると言われています。
     ますます生活が豊かになって、その途轍もないボリュームの方々が海外旅行され、渡航の先々で相当なインパクトを与えることは明白です。日本人も昭和40年代以降、海外旅行に出かけて有名ブランド品を手当たり次第に買って帰る風景をよく見ました。旅行カバンにジョニグロを何本も買ってお土産にする殿方、グッチやエルメスのバッグを気前よく買う奥様方、とてもゆっくりと旅行を楽しむ風情ではありませんでした。それが台湾人にそして韓国人へと移行して現在では中国人に起こり始めています。 「爆買い」と揶揄されても人は豊になり生活必需品から装飾品、美術品など、ありとあらゆるものに購買意欲を掻き立てられます。今の中国人が日本で購入したい人気商品は「魔法瓶」「洗浄便座」「電気炊飯器」「セラミック包丁」だそうで、円安も手伝って半値から1/3で買えるとあって尚更です。
     

  •  国の発展度合いによって海外旅行のスタイルに変化が見られます。今の日本人は海外旅行に出かけても買うものがないので、専ら自分の好みに合った旅行プランを楽しみ、生活をエンジョイすることに主眼を置いています。さしずめ買うとなれば一世代に逸品を一品買い求めて次世代に渡す作業が残っている位です。(平時が続けばの話ですが・・・笑)
     改めて今の中国を見ますと伸び盛りの国ですから、足りないものだらけです。「爆買い」がこれから本格的に始まります。世界中にその影響をもたらしますので、日本もこの好機を逃すことなく、日本人ならではの職人芸的品質の良さと、おもてなしの心で中国の方々の心を射止め、品々に心を添えて賓客をお迎えしようではありませんか。


  •  残念ながら私共が取り組んでいる「お米」は中国の政策で持ち込みが出来ません。
     もう少し国が豊かになって中国政府が心変わりされる時まで、弊里のブランド商品に磨きをかけてその時を楽しみに精進する次第です。

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