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里主コラム
コラム 81 質的成長を目指す社会
コラム 82 眞味只是淡
コラム 83 おみいさん
コラム 84 100年後へ思いを馳せる
コラム 85 八朔
コラム 86 借金棒引きの足音
コラム 87 不作年の白秋
コラム 88 食養生
コラム 89 黒米栗ご飯
コラム 90

日本テレ・ぐるぐるナインティナイン取材

 

里主コラム 1~10 51~60  101~110  141~150
里主コラム 11~20 61~70  111~120  151~160
里主コラム 21~30 71~80  121~120  161~170
里主コラム 31~40  81~90  121~130  171~180
里主コラム 41~50  91~100  131~140  181~190

 

  • 質的成長を目指す社会

  •  前中華人民共和国駐箚特命全権大使、伊藤忠商事名誉理事であられる丹羽宇一郎氏の新書「中国の大問題」の中で日本の将来像について「日本が唯一できることは質的な成長を目指す社会である。」と、そして「さすが立派な国民と称賛されるようにならねばならない。」とし、その戦略は「農業立国」(教育、人、水、光、土)、「観光立国」(教育、人、景勝、サービス)「貿易立国」(教育、人、技術)を目指すべきであると述べておられます。
     農業に携わる者として、とても重い責任を感じている所です。
     量的成長でなく質的成長を目指しなさいと進言されて、それに向かって人を育て、自然環境をより良くして、安全安心で世界一信頼できる美味しい食材を作ることが農業経営者の責務で有り、そこに未来が開けると言われています。
     これから日本が生き残る戦略の一つに「農業」をあげておられ、農業に従事する者にとって心強いエールであると同時に異次元の農業経営を目途することであり難題です。
    私は十数年前より閉鎖的な農業慣行を打破して、時代に則した農業形態に転換しなければ将来がないと痛感して特に主食である「米」に全力投球してまいりました。
     「言うは易く行うは難し」で、農業は土地が有っての事業であり村社会との濃密な関係や岩盤農協、水利組合と距離感を計りながら、何よりも世の中のニーズを洞察して予見力を身につけてグローバル社会を生き抜く術を見出してゆかねばなりません。失敗を恐れずにチャレンジして、独自の商品開発や、ブランド作り、直販の販路開拓など壱から取り組んで現在に至っています。時間経過とともに新品種の開発や新商品も年々増えて徐々に成果が現れております。

  •  お客様にとって安全安心で健康に良い食材を、楽しんで召し上がって頂ける商品を提供することをモットーに研究開発や生産技術の向上に務めています。
     具体的にはよりおいしい水を求めて圃場は伏流水を井戸でポンプアップして、より生きた豊かな土を求めて落ち葉の堆肥や備長炭、海の海藻などを一年がかりで腐葉土堆肥にして圃場に施し、太陽のめぐみを十二分に活用するために過去40年の気象データーから植え付け時期を割り出し、そして何よりも弊里に働く人間の品位と品格の向上と、お米に関するスペシャリストの養成のための研修と実践教育に力を入れております。

     そしてお届けした時の「お客様の笑顔」が何よりも幸せに感じる壱刻で有り、それは私の座右の銘「刻楽」に繋がる人生の素晴らしさでもあります
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  • 眞味只是淡

  •  中国宋時代の儒者汪信民が書いた「菜根譚」の一節に
     

  •  膿肥辛甘非眞味
     眞味只是淡
     と有ります。

  •  濃いもの、肥えたもの、辛いもの、甘いもの、などは一種の美味であって、美味しいからといってこればかりを毎日頂いていると飽きてくるものです。
     それは真味でないからで、真の味はお米のご飯のように淡白であって一年中頂いても飽きないもの、これが味の極地ですと説いています。 

     私は汪信民が説いている様に、米の味を長年追求して甘すぎず淡白すぎず「中庸の味」をひたすら求めて品種改良や栽培方法など研究して現在に至っています。
    現代人が一般に美味しいお米と言っているのは甘口で粘りけがあるものを指していますが、極地の味は「中庸の味」です。
     少し専門的になりますが、甘くて粘り気のあるお米は作るのは比較的簡単で化学肥料をたっぷり施し、アミロース含有量が少ない糯に近い品種を栽培すれば美味しく頂けます。かたや反対にアミロース含有量が多い品種だと糖尿病患者の方などには難消化性澱粉から食後の血糖値が上がりにくいとされて、味は別として有用なお米となります。
     自然の味が本来の味なので、土も自然に活き活きとして、水もミネラルたっぷりの清らかな水で、空気も汚染されていない澄んだ空のもとで、栽培する人も自然と同化するように存在して、後は運を天に任せてお天道様頼みとなります。数年に一度は台風の被害に遭って収穫量は期待できませんが其れも「良」として生きる暮らしも満更ではありません。
     自然の中に生かされて限り有る条件の下で、味の極地を求めるのも結構楽しい人生です。

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  • おみいさん

  •   徳島伝統の食事に「おみいさん」があります。
     それって何ですか?
     と県外客や最近の若い方からよく聞かれます。
     前に和食が世界文化遺産になった話を致しましたが、お米を完全栄養食にするには大豆の栄養成分リジンだけが足りないと申しあげました。炊いたご飯の中に味噌とダシ(イリコ)、溶き卵、そして季節の具材(あまり多く入れ過ぎないのがコツ)を一緒にして炊き込んだものが「おみいさん」です。農繁期の忙しい時期などは特に簡便で健康に良く三拍子揃った料理です。私は特に鍋の底に付いた「おこげ」(焦げ目のついたもの)の味は旨味があって風味良く、この食味が大好きで好んで頂いたものです。今では食卓にのぼる回数が減りましたが、乳幼児から老人(歯が亡くなった方まで)まで消化吸収が良く栄養のバランスのとれた重宝なものです。阿波(徳島)の古人が生活の中から編み出した知恵ある食事の好例です。
     グローバル社会の現代では世界中から情報が洪水のように降り注がれ、食事もその例外ではありません。世界中のメニューがどんどん持ち込まれ、その中から取捨選択されて、日本人にあったものに作り変えられ進化させて尚且つ生き残ったものがこれからの新しい日本の食文化として登場してくる事が予想されます。核家族化した現代社会では「おみいさん」を知る世代と知らない若者世代が離れ離れで、ややもすると伝えられず忘れ去られる運命に有ります。是非残して欲しい一品です。「おみいさん」は味噌の香りが程よく混ざり合い、ご飯がまろやかで、季節ごとの食材の風味が融け合って食欲をそそる「おふくろの味」です。四季の暮らしにまろやかな味を一品添えてみませんか。コラムをお読みになった方にぜひ一度「おみいさん」をお試し頂ければ幸いです。
     最近の異常高温、猛暑を乗り切るためにも食事はしっかり摂ることと、屋内外を問わず水分補給はしっかりとこまめに摂って熱中症対策に備えることをお奨めします。
     末尾ですが
     暑中お見舞い申しあげます。

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  • 100年後へ思いを馳せる

  •  私は農業に長く身置きながら、日本農業の未来の姿を追って夢見て参りました。
     近世において弥生文化の農耕民族が西欧文化を鵜呑みにした明治期、敗戦の中から這い上がって世界の一等国になった昭和期、その後政策の過ちから20年もの長きに渡りデフレ下におかれた平成期、そして現下にあってはいよいよ成熟化社会本番の入り口に立脚して新しい時代を迎えようとしています。戦後は何もない時代、いち早くこの期を脱出する手段として規格大量生産方式は有効なシステムで、アメリカのTフォード(車)の規格大量生産方式に習い、日本はあらゆる分野に規格大量生産方式を導入して「日本の奇跡」と呼ばれる戦後復興を成し遂げました。物が行き渡り買うものが無くなり、暫く立ち止まって目標を失いかけていた国民が自分を見つめ直し自分流を模索し始めた現在にあって、経済も基本に立ち返り、多様な価値観つまり一人ひとりの生き方に沿った商品の開発を模索し始めました。これから個性的な商品が続々と生まれることでしょう。
     イタリアのルネッサンスの時代がそうであったようにこれから個性が花開く時代です。少子高齢化社会で人口減を国や国民も憂いていますが、ルネッサンス当時も相当数の人口減少に見舞われました。しかし芸術文化は花開き、価値観は多様化して絵画や音楽、建築そして食文化にと多方面に渡り世界に影響を与えました。日本もおそらく今後150年200年と長きにわたって個性化が花開き、世界に誇れる日本文化が生まれて往くものと予見します。
     これからを生きる若者にとって既成概念は不要です。奇想天外とも思えるものを次々に生み出して、新・日本文化が世界に輝きを放つ時代に遭遇し、成熟国家の只中に生きようとしているのです。
    四季がある島国に長く住む日本人のみが持ち合わせた繊細な五感は「気」を察知する能力に長けており、神経質とも言えるお国柄を醸成し、その最たるものがサービス精神で他国人の追随を許しません。几帳面で清潔好きな国民性は安全安心な食材を生み出し、世界に類例を見ない独自の発展を遂げています。工業製品も同様でガラパゴス化して世界の廉売品とは一線を画し、欠点も内在していますが、精緻さや多機能、品質の良さではグンを抜いています。
     主食のお米を推察すると、消費者ニーズは多岐に渡り、極端に申し上げますと一人ひとりの違ったお米を開発する必要があります。なぜコシヒカリだけが美味しいと言えるのでしょうか。それは規格大量生産型、農協型のお仕着せ文化にほかなりません。消費者は不満足です。ニーズに合わせた新商品を開発しなければなりません。又関連事業も数えきれないほど排出されることと想像されます。
     主食お米には面白い未来が待ち受けています。私の寿命の問題も有りますので空想無双の世界に浸らないで足元から歩路を進めて次の世代までに起こるであろうニーズに合わせて一つ一つ商品を開発し、スモールビジネスに徹して限られた方に好まれる主食をお届け致します。
     成熟国家日本の個性化時代は、主食も巻き込む壮大なドラマです。

     但し、バカな戦争がなければの話ですが。(笑)
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  • 八朔

  •  旧暦の8月1日(新暦8月25日)は八月朔日です。田の実りの節句、農家にとってはとても重要な日に当たります。
     この日は早稲の穫れたての新米を神棚に奉って豊作に感謝し、仏様にも同様に奉りし作柄を報告、これから穫れる中稲、晩稲の稲が台風の被害や病気に合わず無事に収穫出来ます様にお祈りする日なのです。また、この日を境に熱さ避けて昼寝することを終えて夜なべの仕事に切り替える節目の時節でもありました。所が近年は地球温暖化の影響から約一月は勇にずらさないとこの節目の通り農事が行えなくなって、結果、猛暑と闘いながらの稲刈り作業、田畑では40℃以上の猛烈な暑さで、昼寝を挟まないと体が持ちません。
     夜なべ仕事は少し涼しくなった時候からで、日中の熱さから解き放されて体を休めながら昔は専ら「筵打ち」と「縄ない」、木製の筵打機(筵旗)で一夜に何枚作るか村で競争し、上位が表彰されるイベントが有る程筵打ちは農家にとっての必需品でした。筵用の縄も足踏み機械で何十束も作り、虫の音を聞きながらの作業は日中の疲れからついつい睡魔に襲われて手を巻き込むこまれることも有るほどでした。

  •  翌日、日和が良ければ天日に筵を干してよく乾かし、二枚重ねにして擦り合わせ無駄毛を摺り取って仕上げます。筵は多用途に使用され天日干し用の筵やフゴに加工してお米や小麦、大豆、小豆、いも等などを入れる袋、又、遊山や日覆などなど、使えなくなると里芋のコモなどに、最後は肥料にして無駄は一つもありません。
     現在では紙袋やビニール製品がそれに変わり、今では昔に織った残り物が貴重品、麹を作るときはやはり筵でなければ麹菌がうまく繁殖しませんし、籾の天日干しもこれに勝てる代替物はありません。数百枚を必要とするので将来を心配している所です。

     

  • 八朔や盆に乗せたる福俵  一茶

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  •  一茶は八月朔日に盆にお米を奉り豊作を祈願する風情を福俵と詠んで一句したためています。

     又、柑橘類の八朔もこの時期から深緑の果実が大きくなり年末から2月にかけて黄色く色づいて収穫期を迎えて、収穫後1~2ヶ月ほど室で熟成させて酸味が程よくなった頃に頂きくと絶品です。果実はボリュームが有り味はやや酸味が強いですが炭酸をかけると甘く頂け、肉厚の皮はジャムに最適です。 日本原産の優れた柑橘ですが、最近では柑橘そのものが消費者からあまり好まれなくなって、農家の隠れた一品として重宝しています。

     当節は八朔を知らない方が殆どで、これも時代の流れでしょうか。

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  • 借金棒引きの足音

  •  安倍政権がアベノミックスと呼ばれるリフレ政策を採って1年半が過ぎ、消費税を8%に引き上げ、来年10月には10%に再引き上げを予定しています。東京以外は政府が描くほどの回復は見られず、駆け込み需要は一巡し、円安になったにも関わらず輸出はぱっとせず、その分輸入はオイルや天然ガス、食糧などを中心に物価が高騰し、インフレに見合うだけの給与は上がらず家計は苦しくなり、地方はますます疲弊している感があります。
     国の借金は一千兆円を超えて個人の想像を遥かに超えた膨大な金額となっているにもかかわらず、構造改革の掛け声は良いが骨抜き状態で進まず、旧態依然としたスピード感の無い政治手法で行政側と表裏一体、非効率なシステムが厳然と生きています。
     経済ジャーナリストの財部誠一氏が作られた国の借金時計を見ますと、一年間に30兆円、一日に822億円、1秒に95万円もの借金が時を刻む毎に膨らみ、一世帯あたり1910万円の借金を抱えた借金大国の顛末はどうなるのでしょうか。空恐ろしいことです。
     現在新発10年物国債は0.5%前後の金利ですが、世界の遊資が日本をターゲットにしたらどうなるのでしょうか。国債の金利が1%増えただけでも10兆円の支出増、2%だと20兆円もの天文学的金額が必要です。国は悠長なことを言ってますが実際にこれから起こる事は大増税かハイパーインフレ、又はその抱合せで解決するしかありません。国の信用力で原価が20円の1万円札を流通させていますが、果たしていつまで持ちこたえることができるでしょうか。財産税をかけ借金に見合うお札の大増刷以外に道はありません。終戦後のハイパーインフレを思い起こすと想像がつくでしょう。円・銭・厘の桁が新円の桁に変わって紙切れになったことを。間近に迫る問題にせめて預貯金は強い通貨に乗り換えて嵐が過ぎ去るのを待つしか素人として考えが浮かびませんが・・・。
     なけなしのタンス預金まで借金棒引きの餌食になる、その時は確実に迫っているのは確かです。
     こんなことを考えたことはございますか?

 

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  • 不作年の白秋

  •   白秋は実りの秋ですが、今年は太平洋の高気圧(夏の高気圧)の張り出しが弱く、西日本に前線が居座り、まるで梅雨の長雨と秋雨前線が停滞しているような毎日が続き、毎日空を見上げてはため息をついています。
     稲は清らかな水と太陽の恵みと肥沃な土と人の愛情によって実ります。それのどれが欠けても良いお米は作れません。今年は例年に比べて格段に太陽の恵みが少ない不作年となっています。少なくとも早稲、中稲は不良です。これから天候が回復れば晩稲はやや不良程度まで回復するかもしれませんが、天のみぞ知ることです。
     ちなみに徳島地方気象台の過去10年間の8月の日照時間は232.2hで今年は114.3hと平年の49.2%しかありませんでした。それに降水量のそれは171.1mmですが今年はなんと1065.5mmと6.2倍、年間雨量の半分近くが降った勘定です。これでは生育が難しいのも無理からぬことと諦めています。
    因みに2010年と2011年は干ばつで8月の降水量はそれぞれ27mmと42mm(例年の15.7%と24.5%)、地域によっては水争いが起こったほどです。

     旧暦葉月十五日(新暦9月8日)は白露、中秋の名月です。
     白く輝く満月に古人はすべての色を含む白に生々流転を映して、物のあわれを感じました。農作物、とりわけ稲(米)は実りの秋、熟成した籾が地に落ちて次世代に命をつなぐ節目時、農家にとっては大切な収穫時期です。この日は祭壇にお団子(白)をお祀りして、これから収穫を迎える晩稲や来年(次世代)の豊作祈願を致します。
     孫達は月見をしながら夜長だんご汁を頂き楽しい一時を過ごします。
    大人は今年の不作を前にして、只に自然にお祈りする以外に道はなく、お神酒に酔えない心境となっています。
     専門家でないので因果関係は解りませんが、地球温暖化の影響がゲリラ豪雨や干ばつを招いているのではと思いたくもなります。
     東京都内で発症したデング熱は熱帯や亜熱帯に出る病気で、明らかに近年の気象現象は私の子供の頃(50年以上前)とは異なった気象現象です。
     皆様の生活の中で異常気象に気づかれたことはございますか?

 

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  • 食養生

  •  現代病で癌に双璧をなすのに生活習慣病が有ります。
     糖尿病とその合併症、高血圧から来る心臓病や脳梗塞など、便利な社会生活に潜む人間の機能が対応できない病気です。豊かになった生活環境を眺めてみますと、先ず食生活の洋風化と食の利便性と簡便化です。外食や中食、又、コンビニ食品が家庭料理を侵食して家庭の味までレディーメイド化しています。 

  •  洋食の定番のパン、サンドイッチ、バター、チーズ、ハム、ソーセージ、等々はいずれも食材加工メーカーお任せの味付けですから、塩分が多く含まれています。業者は保存期間を長く保つため塩分は多目に入れるのが普通です。お惣菜なども然りでおしなべて糖分も塩分も効いた濃い味付けとなっています。ご家庭で作るそれとは味のインパクトが異なるのはそのためです。しかし毎日この様な食事に頼っていると生活習慣病にかかりやすくなるのは当然です。判ってからの対処療法では手遅れになる場合も有りますので気をつけたい所です。

  •  出来る限り食事は手料理にして塩分控えめ糖分控えめが身のためです。素材そのものを活かした料理方法をお奨めします。素材には元々塩分が含まれていますので、生野菜などはドレッシングなどかけずにそのまま頂くのがベストです。「レモン」や「すだち」(徳島は産地)など自然のものを添えるのもベターです。
     次にご飯ですが、手前味噌ですが「白宝」(玄米食専用・胚芽が普通米の3倍)や「徳ばん」(普通米より一回り大きい粒で栄養豊富)に弥生紫(黒米・ポルフェノールたっぷり)を1割り程度混ぜて炊くと健康食として美味しく頂けます。つまり玄米食や雑穀を合わせて頂くことを心がけましょう。
     食事の量は昔から「腹八分目」と言われるように、少し少なめが最良です。
     又、食生活の見直しと共に規則正しい生活リズムも大切です。暮らしの中に体を動かすことを心がけて、朝のストレッチ体操やラジオ体操、散歩・ジョギングをはじめ、通勤やショッピングは近くであれば徒歩や自転車を利用して足腰を鍛えることをお奨めします。元気な方は色んなスポーツに参加することをお奨めします。水泳などは全身を動かす良い運動ではないでしょうか。超元気な方はマラソン大会や山岳登り、トライアスロンなどにトライするのも由、但し、命にかかわるスポーツなのでプロの指導を仰ぐことが肝要です。
     最後に心の健康を保つことが何よりです。ストレスを貯めない工夫をご自身で身につけることです。 音楽を楽しむなど、ご自分にあった趣味を持って心をリラックスさせる時間を作ることが大切です。
     仕事に忙殺されておられる方、退職後の悠悠自適に生活されておられる方、色んな立場で現在を生きておられる皆様に、人生を楽しむ心を持って頂く為にも是非「食」・「運動」・「リラックス」を組み合わせることをお奨めします。

 

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  • 黒米栗ご飯

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  •  秋の到来とともに我が家の家庭料理のメニューに、黒米栗ご飯が主食の座を努めます。
     新米の[徳ばん](白米)と [弥生紫](黒米・糯)それに採れたての栗を合わせ、砂糖、みりん、醤油、昆布と鰹節のダシ、塩で味付けして炊飯すると新米と栗の味と香りが程良く合って、ほっこりした栗の甘みが最高に美味しいです。


  • kurigohan

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  •  この時節は稲刈りの最中でもあり小腹が空くので、黒米栗ご飯に自家製梅干しを中に加えて味付け海苔を一巻きして特製おにぎりを作り作業の合間に頂きます。皆で今年の作柄やヨモヤマ話をしながら一時の休息を取ります。疲れを癒やして元気を取り戻してくれる健康食としてとても重宝しています。


  •  その休みのひととき、周りを見渡すと高く澄んだ青空に巻層雲、地上では稲刈りで小虫が大移動、音もなく群れをなしてアキアカネが見逃さず飛びまわりご馳走を頂き、刈り終えた田圃に残されたイナゴやアオガエル達は未だ稲刈りが終わっていない場所に向かって急ぎ足、空からそれを狙って鳶が急降下して素早くゲット、間隙を縫ってモズも甲高い声を出して存在感を示し、素早い猟で尾を上下しながら満足顔で次の獲物を狙っています。刈り干しの稲の下影にはコウロギが塒を決め込んで夜の活動に備えている様はとても愉快です。白鷺だけは図々しく稲刈りをしている我々の後を悠然と付け回しながら獲物を頂きます。畦岸に群生する野菊は今が盛り、彼岸花もそこここに鮮やかに咲き誇り、藪の日当たりには尾花や萩の花が風に吹かれて白秋月を飾って爽やかに咲いています。


  •  もう一つ秋に欠かせない私の大好物は、柏餅です。
     柏餅と言っても我が家では果樹の端で大木となったニッキの木の葉を使います。
     糯米とキチの粉を半々にして、餡を練り込んだものと餡を包んだに二種類を作るのがお決まりです。ニッキの葉に合わせて細長く丸め、上下を挟んで蒸篭で蒸して作ります。出来上がるとニッキの香りが餅に移り何とも言えない素朴な味で、この時期に無くてはならない「おふくろの味」です。
     私どもにとって秋は稲の収穫で大童ですが、「実りの秋」豊富な食材で手料理アイテムが俄然増えて食卓を賑わし「食欲の秋」を満喫しながら仕事が捗る楽しい季節でもあります。

     
  •  皆様の秋はどんな手料理が食卓を飾るのでしょうか?

 

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  • 日本テレ・ぐるぐるナインティナイン取材

  •  先のコラム「不作年の白秋」の中で、地球温暖化による天候異変で8月の大雨と日照不足から早稲・中稲品種は生育遅れと生育不全で収量減少をきたし、晩稲も生育が二週間ほど遅れて育っているとお話致しました。

  •  その影響の一つに先般、日本テレビ放送の「ぐるぐるナインティナイン」番組の取材申し込みが有り当地は1300年の歴史と伝統を持ち平城京へ黒米を上納した土地柄、黒米「弥生紫」の稲刈りや「弥生紫」を使った家庭料理を召し上がって頂く予定でしたが「弥生紫」は晩稲品種なので生育が二週間以上遅れて取材期限に間に合わず、ご迷惑をお掛けしてしまいました。
     取材企画は[今食べておきたい新米ベスト5]で、お米大好きのナインティナインの岡村隆史様と矢部浩之様が注目のブランド米を求めて全国の米農家で稲刈りの手伝いをされて、ご褒美に採れたての新米を頂くグルメバラエティー企画だったそうです。
     因みに放送日時は2014年10月23日、19:00~20:54
     今年の稲刈り適期が日照不足のために10月中旬頃にずれ込んでしまい、誠に申し訳なく思っております。
     自然には勝てないので謝る以外に法はございませんでした。
     色んな取材予約が入りますが、農業の現場をご理解されていない方々が殆どなので、丁寧にご説明をさせて頂きながら時間調整して頂いておりますが、やはり取材期限がありますからご担当の方は本当に腐心されておられます。
     この度のご担当の宮城様にはコラムを通じまして取材申し込みを頂きましたことに御礼申し上げると共に、ご迷惑をおかけい致しましたことをお詫び申し上げます。

 

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