高アミロース米 とおせんぼ (生産終了)
『とおせんぼ』は高アミロース米です。
お米のデンプンは大きく分けてアミロペクチンとアミロースから構成されます。 アミロペクチンは分解速度が速い性質をもち、アミロースはゆっくりと分解される性質を持っています。アミロースは別名「レジスタントスターチ:難消化デンプン」とも呼ばれています。 「おかゆ」がオススメです。 高アミロース米は特性上、パサパサとした食感があります。 炊飯器で炊いてそのまま食べるよりも、おかゆに適しており、その他はチャーハン、パエリア、 ドライカレー、リゾットなど、サラッとした食感を活かしたメニューでお召し上がりください。 |
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アミロース含有量比較(当社比)
上記表は『とおせんぼ』とコシヒカリとのアミロース含有量の比較です。
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※高アミロース米『とおせんぼ』の生産は終了いたしました。
再度の生産の予定はありません。
1kg 精白米 | 1,480円 税込 |
2kg 精白米 | 2,910円 税込 |
1kg 玄 米 | 1,430円 税込 |
2kg 玄 米 | 2,810円 税込 |
高アミロース米が初めてのお客様は最少単位1kgでのお求めをオススメ致します。
※とおせんぼは病状に対しての薬効を持つものではありません。
肥料 | 落ち葉・海藻(近隣のもののみ) |
薬剤 | 一切使用していません。 |
化学肥料 | 一切使用していません。 |
放射性物質検査結果 | 検出せず |
放射能・残留農薬検査 (農薬を使わない栽培をしています。きちんと検査も行っています。) |
無農薬・無化学肥料。
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高アミロース米とは
- お米のデンプンは大きく分けて、アミロースとアミロペクチンから構成されます。
アミロペクチンは分解速度が早い性質を持ち、アミロースはゆっくりと分解される『レジスタントスターチ:難消化デンプン』の性質を持ちます。
とおせんぼ 炊く前の米粒写真 (コシヒカリに比べて薄い乳白色の米粒)
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アミロースとアミロペクチンの性質・違い
お米の主成分であるでんぷんは、ブドウ糖が結合してできており、その結合の仕方によって、直鎖状のアミロースと、枝分かれしているアミロペクチンに分かれます。
このアミロペクチンとアミロースの含有量の違いも、お米のGIを左右しています。
でんぷんが消化吸収されるためには、α-アミラーゼという消化酵素の働きが欠かせません。
α-アミラーゼが、アミロースやアミロペクチンの分子的なつながりを切っていくからですが、α-アミラーゼは、それらの分子を端からしか切っていくことができない特徴があります。
アミロースはブドウ糖が直鎖状につながっているため、端から順々に切っていく必要があります。そのため、分解が進みにくく、血糖値が上がりにくい分子構造をしています。
一方、アミロペクチンは枝分かれするようにできているので、何カ所も同時に切っていくことができます。そのため、分解しやすく、血糖値が上がりやすい分子構造をしています。 -
例えは、もち米はアミロペクチン100%です。あの粘りはアミロペクチンの性質から来るものです。そして、昔から産後の母親に「もち米を食べると母乳の出が良くなる」などというのも、その分解吸収の速さからきたものではないでしょうか。
実際に、米こうじの糖分解酵素でそれぞれの分解速度を試してみると良くわかります。
もち米アミロペクチン100%、アミロース17%のうるち米、アミロース20%のうるち米をそれぞれ同じように分解してみると、6時間後には甘味の強さで確認できるようになります。
もち米 ← アミロース17%のうるち米 ← アミロース20%のうるち米
上記の順で もち米が一番甘みが強く分解が早く行われていました。
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初めて高アミロース米をお召し上がりになる方へ
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「おかゆ」がオススメです。
高アミロース米は特性上、パサパサとした食感があります。
炊飯器で炊いてそのまま食べるよりも、おかゆに適しており、その他はチャーハン、パエリア、
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ドライカレー、リゾットなど、サラッとした食感を活かしたメニューでお召し上がりください。
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お召し上がり方・栽培の様子
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- 『高アミロース米 とおせんぼ』お召し上がり方 (動画作成中)
- 『高アミロース米 とおせんぼ』栽培 (動画作成中)
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とおせんぼの育つ環境とは
お米を栽培している徳島県阿南市那賀川町は、那賀川平野と呼ばれ低湿地帯で天然の肥沃な土壌に覆われ、温暖な気候に恵まれています。
- 昔から米どころとして献上米を栽培していた地域で、歴史では1300年前、奈良平城京に黒米を上納した土地柄と伝えられています。
この歴史ある地で、我が家で代々受継がれてきたお米を私たちはこれからも守り続けていこうと頑張っています。
- 完熟の植物性の堆肥を主な肥料とし、無農薬・無化学肥料、無除草剤で、昔ながらの栽培です。
肥料づくりは1年をかけて完熟に発酵熟成させて、お米本来の甘みと香りをひきだし、しかもビタミン・ミネラルが豊富になる『おいしく健康』なお米づくりをしています。
現在のお米づくりはコストのかからない大量生産が栽培の中心となっていますが、主食のお米を重要視していた時代の栽培は、味の良さや栄養豊富なことを基準に作り、難さは農家の知恵と根性でカバーしていました。そんなお米を大切にしていた時代の育て方を守り続け、健康とおいしさにこだわったお米をお届けしています。
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安心・安全なお米作り
すべての工程において一切農薬は使用しておりません。
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苗づくりの際の種もみの消毒、抗菌剤、田植え後の除草剤、アゼの草抑制ための除草剤、殺虫剤もすべて使用しておりません。
- 対策はすべて手作業と技術でカバーしております。
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どうして無農薬で栽培するのか・・・。
それは、安全・安心なお米を私自身が食べたいし、家族(お客様)にも食べてもらいたいから。
そして、農薬・薬剤などは栽培している私たち自身が触りたくないからです。
- 堆肥にする有機物にもそのこだわりがあり、不安要素はできるだけ排除して栽培いたしております。
- 例えば動物性有機肥料はその動物がどのようなエサを食べ、どのような管理下に置かれ、どのような抗生物質を使っているのかなどです。気にしだすと計り知れませんが、危ない、疑わしいと思うものはまず肥料には使わない栽培をしています。
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堆肥づくり
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肥料づくりは1年をかけて完熟に発酵熟成させてつくります。
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香りのよくなるもの、味を良くするもの、それぞれの素材の特徴を生かしてオリジナルの堆肥でお米本来の甘みと香りをひきだし、しかもビタミン・ミネラルが豊富になる『おいしく健康』なお米づくりをしています。
お母さんが心を込めてつくった具だくさんのスープを食べて育つ子供と、インスタントラーメンだけを食べて育つ子供と、どちらの方が元気に健康に育つかを考えてみてください。
私たちの堆肥は、お母さんの具だくさんのコトコト時間をかけて作ったスープと同じです。
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高品質なお米のために。米一粒づつ検査する光センサーによる選別。
玄米の写真 白米の写真
- お客様のご家庭に高品質なお米をお届けするため、米一粒づつを光センサーでチェックしています。
- モミ、虫食い、ヤケ等が混入しないように気をくばり、玄米でもお召し上がりいただけるように管理しています。自然のものですが、おいしさと気持ちよくお召し上がりいただくために、できる限りのことをさせていただきたいと思っております。