玄米の基礎知識 玄米食(玄米ごはん)
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おいしい玄米ごはんの炊き方。
玄米を食べるなら、玄米炊飯モードがある炊飯器または圧力鍋がオススメです。
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玄米炊飯までの手順は、玄米を水洗いします。
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ごしごし強く洗わないで、優しく玄米の表面を傷つけないようにしてください。
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*洗い方一つでおいしさがが変わってしまいます。
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次に6時間以上(冬場は+2時間程度)水に付けることで玄米に芯まで水を吸収させます。
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玄米の吸水が終わったら炊飯器で炊飯します。
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もし、玄米モードがない炊飯器の場合は、圧力鍋で炊飯する方がいいです。
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玄米を研いですぐ炊飯すると玄米の中の水分が少ないために、玄米ごはんが硬く仕上がりボソボソになるので、圧力鍋等の利用をおススメします。
*浸水時間を取ることでおいしく炊けます。
- 私は個人的には圧力鍋の方がおいしく炊けるようにおもわれます。
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<ポイント>
炊く前に、塩を一つまみ加えることでうま味が増しおいしく炊きあがりますよ。
このとき使う塩は自然塩か、藻塩をオススメします。
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玄米食にオススメのお米>>
雑穀米より黒米>> -
玄米と健康。便秘やダイエットだけではない玄米の効果!
玄米食は最近人気が出てきています。
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人気の秘密は栄養素にあります。
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ガンマーオリザノール・ イノシトール・ フィチン酸 は老廃物や毒素を体の外に出し、内蔵機能、肝機能の働きを強め新陳代謝を盛んにする効果があるといわれています。
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また、玄米の種皮にある食物繊維は、他の食物の消化吸収を助け、腸のはたらきを促進させる働きがあります。
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便秘解消 ・腸内細菌の作用で、ビタミンA、B1、B2、B12、などに生合成され、整腸作用を助け、病気(特にガン)の予防・治療に有効とされます。
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老廃物や毒素を体の外に出す食物繊維も豊富。
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しかし、玄米ごはんを食べて消化不良になると、心配される方もいます。
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原因は大きく二つあります。一つは、「上手に炊くことができていない」もう一つは「良く噛んでいない」ことです。
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二つとも胃や腸に負担がかかり、便秘や下痢になることがあります。
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玄米の特徴は何と言っても食物繊維が豊富な点です。
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玄米は上手く炊けなかったり、良く噛まないで食べてしまうと、便秘や下痢になることがありますが、よく噛んで食べると消化をよくするだけでなく、唾液をたくさん出して唾液中に含まれるペルオキシターゼという酵素は、さまざまな発がん物質を無毒化してくれるし、食物繊維でお通じも良くなります。
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ただ、急に始めるよりかは少しづつ体に慣らしながら食べることをオススメします。
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腸を健全にすることで免疫力を維持したり、お肌に良かったりするので玄米は手軽で魅力的な主食です。 玄米食がダメでも、黒米を白米に混ぜて食べることから慣れてみてはいかがでしょうか。
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玄米に含まれる「γオリザノール」の知られざるパワーでダイエット効果
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玄米に含まれる「γオリザノール」という物質が、脳に働き掛けて肥満の原因となる高脂肪食を敬遠するようになり、消化管からの脂質の吸収を阻害する効果もある、と『日本農業新聞』(2012/7/17)では、沖縄県の琉球大学大学院医学研究科の研究で効果があると伝えています。
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研究では、メタボリック症候群の男性に玄米を食べてもらう試験で、「γオリザノール」が脂肪の多い食事を敬遠させる物質と確認し、マウスの実験でその仕組みを解明されました。
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脂肪の多い食事は、間脳にあり体調の調節に関わる視床下部にストレスを与え、それがさらに高脂肪食への欲求を高めるという悪循環を招く。
実験では、マウスに玄米の成分を与えた餌を与えると次第に高脂肪食を敬遠し普通の餌を好むようになり、肥満や糖尿病が改善された。 -
他にも、消化管からの脂肪吸収を阻害する効果も確認され、血糖値、インスリンの働きなども改善がみられた、そうです。つまり、脂肪分の高い食事を取り続けると脳内で高脂肪食への依存度が高まり肥満になるというサイクルが生まれ、そのサイクルを断つためのブレーキとして、玄米食が有効であるということです。 -
玄米食がどうも苦手という方は黒米ごはんをオススメします。
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玄米の保存方法
- 玄米の保存方法は、精米したお米と同じように「暗くて・湿度・温度」が一定しているところが適しています。一般的なご家庭ではやはり「冷蔵庫」です。
できればすぐに使う分以外は、「プラスチック等の密閉の容器」や「ストックバック」に入れ空気が入らないようにして「野菜室」に入れておくと良いです。 - または、ペットボトル (2リットル) に入れ、冷蔵庫の内側収納ポケット (ドアポケット) に立てかけても良いと思います。
米櫃(こめびつ)を使う場合には直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。冬場でも暖房されない場所がよいです。 - 湿度の高い場所、熱気のこもる場所、水が飛ぶ場所は避けましょう。
- さらに、「お米の継ぎ足し」はせずに、米櫃(こめびつ)が空になるたびに中を「きれいに」しておきましょう。継ぎ足しは、虫が発生したり、お米の食味が落ちる原因となります。
もし上記のような保存方法が面倒であれば、「こまめな購入方法」をお勧めいたします。
保存期間は、冬から春までは約 1ヶ月、梅雨から夏までは約2~3週間が目安です。 -